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あんにょん由美香

2009-50

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今年スクリーンで見る50本目の映画は、松江哲明監督「あんにょん由美香」。

2006年34歳という若さで亡くなったピンク女優林由美香。彼女の膨大な出演作を整理している内に見つかった日韓合同制作の「東京の人妻 純子」という奇妙なビデオ。このビデオの関係者を訪ねついには韓国まで飛んでしまう過程と、生前由美香さんと関係深かったカンパニー松尾や平野勝之、いまおかしんじといった彼女に魅せられた製作者達へのインタビューで構成された事実は小説より奇なりを地で行くようなドキュメンタリー。

最初松江監督がこのタイトルで林由美香で韓国絡みときいたとき、あまりにもウケ狙いで題材選んだような気がして、なんだかなー・・・と思ったものだった。

しかし実際本作を見てみると、この題材でしか松江監督が林由美香の物語は綴れなかっただろうし、この物語は松江監督しか綴れなかっただろうと納得できる作品だった。

多分林由美香を全く知らない人が見ても充分楽しめるだろう映画になっていることに正直驚いた。

ホントに凄い才能が現れたものだよなー、と感心しきり。

この映画は、林由美香の物語でもあり、「セキ☆ララ」や「童貞をプロデュース。」に続く、松江哲明物語の一編のようにも思える。松江監督はこの映画の製作過程も自身のブログの中で紹介していたこともあり、映画を見るという行為も松江哲明の現在進行形のドキュメンタリーを見ているような気になってくる。

彼と同時代に生きていられることに感謝し、今後も追っかけて行きたいなと思うのだ。

普段ドキュメンタリー映画に興味ない人出も充分以上に楽しめる作品だと思うので、是非オススメなのです。

そしてこの映画の上映がきっかけで、ついにあの人と会うことが出来た。というお話はまた今度。
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by runcomeplus | 2009-08-01 23:07 | 映画部
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