2010-40
何度かの試写会全てにハズレ、公開初日まで待ったSR2、どうせならとバルト9初回で観てきた。
気付いたら「18倫 アイドルを探せ!! 」「デコトラ★ギャル奈美 爆走!!夜露死苦編」そして「SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」とPart.2映画づいてるけど、本作もPart.2映画としてのハードル全てクリアした傑作だった。
前作の骨格みたいなものは生かして、新しい世界観にもチャレンジした姿勢は好感度大。「夢」と「現実」、「始まり」と「再開」、「男」と「女」その微妙な差から生まれる新しいグルーヴ。
クライマックスのフリースタイルも、これまた「分かっていてもグっとくる」し、ジョニー・トーと城定秀夫と入江悠に泣かされた6月だったよ。
前作で話題になったワンシーン・ワンカットの長回しも今回遥かに巧くなってもはや職人技。特に城定監督との長回し論聞いた後にみたんで、役者の立位置やカメラの移動の妙などを「なるほどなるほど」と確認しながら観れたの良かった。けど、初見からそんなマニアックな視点はなくてもよかったかなーとも思うがw
でも、入江監督と城定監督のトークショー見てたおかげで、登場人物と作り手の距離感への拘りやPart.2映画としての面白さなどより深く楽しめたのは事実。あのトークショーを見てたのがたったあの人数ってのは勿体無かったし贅沢な経験だったなー。
続編としての不安もあったんだけど映画の最初、IKKUとTOMのこのカッコだけでもうOK。番傘さしたB-BOYっていうありえなさとマヌケさでプログラムピクチャー感がでるからいいなー。
そしてまさかの締め。本気でSR GR に続くTRも楽しみ。
SR2がヒットしてくれるようどんどん応援しないと。