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戦争と一人の女

2013-14

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ポレポレ東中野で井土監督「ふたりのシーズン」上映していたときだから去年の6月か。

上映後、井土監督に加え「泥の惑星」に出演してた二人の若い女優千葉美紅、矢崎初音と飲みに行き、千葉から出演決定報告を聞いたのがこの映画を知ることになったきっかけ。

ヌードシーン以上のハードなシーンもあるとのことで、主演の江口のりこを食ってこいと井土さんと送り出したのがもう1年近く前か。

ようやくこのGWから上映が始まり、どうせなら千葉がトークショーに登板する日を選んで見てきた。矢崎も来てました。

荒井晴彦が若松孝二「キャタピラ」へのカウンターとして書いたと言われる脚本を若松&荒井門下生の井上淳一が初監督。

原作は坂口安吾の短編小説。それに小平事件を加えたオリジナルストーリー。

「どうせ戦争は負けて終わって滅茶々々になるだろうから、今から二人で滅茶々々になろう」という男と女。ニヒリストの男と、終末を待つ女。

ここに小平義男をモデルとした男大平が出てくるからか、坂口安吾ファンからの評判はよろしくないようですが、僕は一遍の映画として面白く見ました。

ただ昭和に公開する映画ならまだしも、最後の天皇の戦争責任に言及するセリフは要らなかったんじゃないかなと思う。

企画の寺脇研氏(元文部省官僚!)は、『ロマンポルノの時代』という本も執筆しているし、脚本はそのロマンポルノの傑作を生み出した荒井晴彦、ってことで、この映画もロマンポルノの遺伝子を持つ映画だった。

千葉美紅は、大平に最初に強姦され殺される娘の役、文字通り体当たりの熱演。いやー兄目線?親目線?でドキドキでしたw。

小平事件をモチーフにした若松孝二「続日本暴行暗黒史 暴虐魔」もまた見たくなった。
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by runcomeplus | 2013-04-30 23:58 | 映画部2013
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