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心はいつも自由だ

1年前の3月15日は、あの事故以来初めて東京は(夜から)雨予報だった。

この日は火曜日、夜はエアラン練習会がある日。

長野マラソン1ヶ月前、あの事故がなかったら何の躊躇もなく雨だろうと練習会で走っていただろう。

しかし、初めて放射能に汚染された雨が自分達の日常に降り注ぐという現実とどう向き合えばいいのか戸惑いや目に見えないものへの恐れや無力感や憤りやら色んな思いに捕らわれてた。

それとは別にこの頃は「不謹慎」という言葉の独り歩きが始まっていて、天下の御旗のごとく振りかざす者、萎縮してしまうもの。そんなものを目の当たりにして、自粛からは何も生まれないし、誰も前には進めない。今は自粛することを自粛するべし!との思いが強まりTwitterでも何度も呟いていたし、あえて開かれるイベントには極力協力しようと思ってた。

そして雨天決行のはずのエアラン練習会の中止決定。安堵感を覚えた自分への自己嫌悪。。ともかく混乱してたと思う。

しかしよく考えると、この混乱は僕らが招いたものだと思った。JAGATARAとMUTE BEATを通っていながら、80年代の反核・反原発運動に関わっていながら、いつしか口を閉ざしてしまっていた僕らが。

それに、もう50年生きた男が何を恐れることがあるというんだ。小さな子供を持つ友人達の不安・恐れを思えば、それこそなんくるないさだ。

あの夜そうやって自分に向き合って腹を括った。そしてこう書き記した「早く日常が戻るようにと願うが、もう戻る日常は失くしてしまったんだろうな。とも思う。9.11がそうであったように、福島原発事故の前と後では、「日常」が全く別の世界を生きることになるような気がする。その覚悟をすませた。オレは決して忘れはしない、あの日のすべての出来事を。」

最後の一文はJAGATARA「都市生活者の夜」から拝借した。

けど、今思えばまだあの時の混乱は序の口だった。スーパーで野菜の産地をいちいち確認し逡巡する日常なんて誰が想像していただろう。誰も望んでなんかいなかっただろう。

そして再び強い揺れを感じた東京の夜に、この一年俺は俺のダンスを踊ってこれたかと自問と自省をこめ、再度書き記す。これから先は、何があろうと笑って前向いて生きる。

そして最後に、心からの「ありがとう」と心からの「ざまーみろ」を残してオサラバする。願わくは「ありがとう」が「ざまーみろ」より数十倍大きくなっていますことを。
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by runcomeplus | 2012-03-14 23:13 | 日常

LIFE2012 03/10-11 東風に吹かれている

日記といいつつ、順調に更新感覚が開いています(苦笑)

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あの日から1年となった週末。まず3月10日は盟友タケちゃんこと宮内健企画のDown By The Riverへ。

稲田堤で創業77年という年季の入った川茶屋「たぬきや」でチャラン・ポ・ランタンとT字路sというヤサグレ二組のライブという企画。

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元々は去年の夏、輪番週休で月火が休みになったんで、平日の昼間タケちゃん、てちゃん、岡部ちゃんとたぬきやで呑もうということになり、結局4人のスケジュールが中々合わず、輪番週末も終わった10月にやっと実現して、ここでT字路sのライブやれば最高だよね!と勝手に盛り上がったのが発端。

そして暮れの新宿タワレコでこの二組が時間差でインストアやって、その時タケちゃんがチャランポにも出演交渉と、寄寓にも節目節目に立ち会ってたんで実現が楽しみだったライブ。

新宿インストアの時も昼間っから呑んだくれた仲間が集まり、期待以上に場にドンピシャな二組のライブ。

T字路sのブルーズと焼きそばを炒める音と匂いのマッチング!

結局終わったらベロンベロンになるくらい堪能した。チャランポは「人生のパレード」T字路sは「東風」と3.11を踏まえた曲を発表してて、この日もこの2曲が生で聴けた。酔っ払いながら心に染みた。

タケちゃん、お疲れ様でした!次回も楽しみだ。

帰って一休みして、深夜は新宿OPENでLIKKE MAIちゃんとK君と田鹿君のトリオのライブ「まだまだこれから」

岩手・宮古出身のマイちゃん、この1年都内では反原発デモの先頭に立ち、故郷宮古の復興にも力を注ぎと、その活動にどれだけ敬意を表しても足りないくらいだった。

2012年の3月11日をマイちゃんの歌、言葉、想いを受けとめ共有しながら迎えらて、本当に良かった。

明けて3月11日。14:26自宅で家族と黙祷を。

日比谷のデモにも駆けつけたかったけど色々あって断念。

夜はカミさんとシンディ・ローパーのライブへ。東北3県の映画館で無料生中継されたライブ。

1曲目がSHE BOPという攻めのベストヒットなセットリスト。まだ下積み時代NYの日本レストランでのバイト中に覚えたという日本語曲「忘れないわ」というサプライズなカバーもあり、最後はTrue colors are beautiful,Like a rainbowと歌われるTrue Colors。分かってはいたけど涙が出た。

奇しくも全員女性ボーカリストだったけど、1年前の3.11を乗り越えようと活動してきたアーティストの音楽を浴びて過ごせて幸せだった。

音楽の場があって、仲間が集って、大事な人と酒を飲んで語り合えることのありがたさ。

メディアが使う「絆」なんて言葉の薄っぺらさとは無縁の音楽の力がこの2日の全てにあった。

僕たちのパレードは続く。いつもいつまでも。
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by runcomeplus | 2012-03-11 23:59 | 日常