2010-22
今回のピンクでポレポレ(R18 LOVE CINEMA SHOWCASE)は、2009年ピンク映画傑作選と、12年というブランクの後新作を撮った鎮西尚一監督の特集。
ただし鎮西尚一監督作、フィルムどころかネガも残ってないものが多く、なんとか今回上映出来たのが3本だけだったそう。
その中の1本、90年の青春アイドル映画『パンツの穴 キラキラ星みつけた!』を鑑賞。
流石に当時は30に手が届く年だったんでリアルタイムでは見てないし、50に届く年になった今見ても色んな意味でこっ恥ずかしいんだけど、それを楽しめるだけの作品にはなってた。
舞台は諏訪湖、テニス部の合宿でやってきた都会の女の子と湖畔の旅館の跡取り息子のボーイ・ミーツ・ガールな物語。
なんだけどピンク畑出身の鎮西尚一がストレートなアイドル映画撮るわけなく、唐突に加藤賢崇が歌って踊るミュージカルになったり、信玄の隠し財宝を探す天本英世が猟銃乱射しまくったり、冴島奈央のストリップシーンがあったりと賑やかに詰め込まれたB級バラエティ。
役者の衣装やなにやの80年代臭が、こっ恥ずかしいんだけど、恥ずかしさ含めて今見ても楽しめたかなと。
主演の西野妙子の可愛さもあり、見てるうちに気持ちだけは高校時代にフラッシュバックしてたし。
デビュー直後の浅野忠信も出てます。踊ってますw
こんな企画じゃないと35mm上映なんてされない映画なんで、補助席も出る盛況ぶりでした。