もう一つの愛聴盤。
THE BANGLES 8年ぶりの新作「SWEETHEART OF THE SUN」。
シカゴ日記に書いたように、彼女達の全盛期80年代はヒット曲は知ってる程度だったけど、今年に入り最近の彼女達のライブ動画を見て、シンプルにナチュラルにロックン・ロールを楽しんでる姿に一気に惹かれファンになった次第。
しかも、シカゴであんな夢のような体験しちゃうと、そりゃ好きにならずにいられないですよ。
頭悪い言い方しかできないけど、この新作も、すんげー良くて、毎日のように聴いています。
まるでネオアコやインディ・ポップ・バンドのアルバムのようなジャケットに驚いたけど、これが懐かしくもフレッシュなアルバムの雰囲気を良く現してるんだなー。
最近彼女達のメジャー・デビュー前のライブ音源聴くことができたけど、60年代のポップスやUKロックに影響受けたパワー・ポップ・バンドだったんだね。
結成30周年、自分達のルーツに立ち返り、かつ自分達の年齢なりに消化したフォーク・ロックやロックン・ロール。過剰ではなく練りこんだアレンジ。聴けば聴くほどに味がでるアルバムなんですよ。
60年代UKポップスの"SWEET AND TENDER ROMANCE"や、The Bangles結成初期からレパートリーにしてたというトッド・ラングレンのバンドNAZZのデビュー曲「OPEN MY EYES」なんてカバーも渋い。どちらも30年前のまま楽しそうに自分達の好きな曲をカバーしてるって感じが伝わってくる。
オリジナルでも"I'll Never Be Through With You"では、Go Go'sのCharlotte Caffeyがクレジットに名を連ね、仲良く音楽的交流を続けていることに、こっちまで嬉しくなったり。
ずいぶん遅れてきたけど、The Banglesに出会えてよかったなーとしみじみ思う秋の日なのです。